北海道新聞の記事に関して
掲載日:2025.04.15
本日の北海度新聞1面と3面に、道内9市議会の「やらせ質問」に関するアンケートの記事が出ました。
私が市の職員だった時にも、毎年3月議会の代表質問の前になると、自民党からの要請で「各課の新年度予算のトピックスを提出しなさい」という指示がありました。
私は当時管理職では無かったので、直接議員と接触することは無かったのですが、今考えると「そういうことだったのか」と妙に納得できます。
実際、自民党の代表質問はかなり細かいところまで聞くので、どこまで市の職員が関与しているかはわかりませんが、相当綿密なレクチャーを受けていることは想像できます。
私が議員になってからも、与党系議員が質問する際、途中でつまずいたり漢字を読み間違えている場面にたびたび遭遇しましたが、自分で質問を書いていればそんなことが起きるはずがありません。こういう執行部と一部議員との馴れ合いはずっと昔から慣例としてあったのだと思います。特に私が一番引っ掛かったのは3面に書かれているアンケートの問2です。
『市側が議会側に質問を作成してほしいと求めたり、議会側から求められたりした事について、二元代表制のあり方として問題か?』との質問に対して、誰が回答したかはわかりませんが、千歳市議会だけが『問題ない』と答えています。議会の見識としてこれを「問題無し」と考えること自体が大問題ではないでしょうか。