ブログをはじめます!
掲載日:2024.05.15

新型コロナウイルスの影響で長らく停滞していた世の中でしたが、5類感染症に移行してようやく1年が経過しました。一見平穏に戻ったようにも感じますが、ロシアによるウクライナ侵攻の影響などもあり、あらゆる物価が上昇して、私たちの生活も決して元通りになったという実感はありません。こういう時には政治・行政への風当たりも強くなるものです。
私も議員となって10年目を迎えるにあたり、今さらではありますが、このホームページ(HP)の中にブログ欄を設けることにしました。
HPの中では、議員になった当初から議会議事録の完全版と併せて私の議会活動報告である「ちとせみらい通信」を掲載してきましたが、少ない文面で多くを伝えようとするあまり、なかなか私個人の素の意見や率直な感想をお届けることはできていなかったようにも思います。
そこで、少しでも議会の中の動きやそこで話されていること、私がどのような気持ちで質問する課題を取り上げ、市長の答弁を受け止めたかなど、もう少し人間くさい視点でざっくばらんに本音をお伝えできないかと考えました。
私はこれまでの10年間、次の3つのスローガンをベースに議員活動を続けてまいりました。
①常に市民と同じ目線で考える
②まちづくりの主役は市民である
③市民に広く情報が開示され、多数の市民の意見が反映された市政を目指す
地方議員は兼職もできますが、私は他の職業は持たず、議員活動1本で貫いてきました。
ただし、専門的な行政用語が多く、民間企業とは異なる法律や条例といった決まり事をベースに進んでいく市政の実情を市民の皆さんに伝えることはとても難しいことも常々感じていました。
議員活動をやっていますと、課題や問題点を探して突いていくという立場上、どうしても責め口調での発言になってしまいがちです。
公務員は正確な仕事をして当たり前、ちょっとでもミスをすると叩かれてしまう境遇ですので、まず「失敗できない」という考えが先に浮かぶのは仕方がないとも言えます。
しかし、新しいことに10個トライしたら、成功するのは1つか2つというのは民間でも当たり前のことで、行政だから失敗しないなんてことはありません。現状の課題を解決するためには、萎縮しないで新しいことに果敢に挑戦する、時に大胆な発想や常識を転換してみることも必要です。大事なのは、どういう問題意識でそこにトライしたのか、かけた経費に見合った成果が上がったのか否か、ダメなら次はどうするのか、成果の出ない施策をダラダラと続けていないかなど、「市民のため」という意識で、市税を有効に活用できているのか否かをしっかりと評価し、公表することだと思うのです。
そういう視点から、チャレンジする姿勢には寛大に、ただし結果を公表せずに隠したり、納得できないと感じたりしたことについては、厳しい目で行政の動きをチェックしなければなりません。また、議会の知られざる裏話などもある程度オープンにお知らせしていこうと考えています。
あまりくどくどと長くならないように気を付けながら、不定期にボソっとつぶやいて行くつもりですので、「ちとせみらい通信」とともに気楽な気持ちでお読みいただければ幸いです。感想やご質問などもぜひ「お問い合わせフォーム」からお寄せください。